共通テーマ:
今日の出来事 テーマに参加中!
楽しい若者達がまた現れました!VIVA!アキバカルチャー!

今日の出来事 - livedoor Blog 共通テーマ

http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/080316/sty0803161156002-n1.htm

「地下アイドル」という言葉をご存じだろうか。テレビドラマや雑誌のグラビアに登場するメジャーなタレントとは違い、東京・秋葉原に集まる人などをターゲットに、ライブハウスなどで歌や撮影会などの活動を行うアイドルのことだ。日曜日の歩行者天国でパフォーマンスを行っている姿も見られる。そんな地下アイドルの「Spring Sky」を直撃した。

 アイドルといえば一昔前なら松田聖子、小泉今日子、南野陽子、おにゃん子クラブなど、歌謡曲を歌うアイドル歌手を指していた。現在は、熊田曜子やほしのあきのようなグラビアアイドル、長澤まさみや新垣結衣などのアイドル女優、昨年のNHK紅白歌合戦に“アキバ枠”として出場した中川翔子、リア・ディゾン、AKB48のアキバ系アイドルなど、種類が多様化している。

 アニメや鉄道などサブカルチャーの趣味の世界が認知されつつある現在は声優アイドルや鉄道アイドルなどの新ジャンルも生まれている。

 サブカルチャー事情に詳しいフリーライターの来栖美憂さんによると、1990年代、おにゃんこクラブの流れを受け、大人数のアイドルグループが続々と誕生した。アイドルとしてのハードルはぐっと下がり、アイドルになりたいと思う女の子は急増。そんな「インディーズのアイドル」がさらに先鋭化したものが地下アイドルという。

 活動場所はオタクの聖地として知られる秋葉原がメーンで、地下のライブハウスで歌ったりCDやDVD、写真集(いずれも1000円程度)を販売したりするかたわら、路上でPRビラを配ったり、有料でスタジオ撮影会やオフ会(ファンとの飲食会)を開いたりしている。ネットではブログやネットラジオで情報発信もしている。
来栖さんは地下アイドルの傾向を「自分を表現したい、目立ちたいという思いは強いが、いろいろ煩雑なものを抱え込みたくない、という人が多いと感じる」と分析。このため基本的にメジャー志向がなく、数十人程度のファンに受け入れられればいいと考えている人たちが多いという。

 ファンもテレビなどで見るアイドルより「身近なオレのアイドル」と親近感を感じられることに喜びを感じる人たちが多く、20代後半から40代が中心。熱狂的な人が多いらしい。


■■■

 地下アイドル「Spring Sky」は春日千鳥と宵闇夜空の2人で構成するユニットで、コスプレ写真の撮影会や歌手活動を行っている。「戦う女子高生」という設定なのだそうだ。

 秋葉原のメイドカフェで働いていた2人が1年前に結成した。2人ともアニメや漫画オタクで、春日は「腐女子」(男性同士の恋愛を好む女性)、宵闇は「恋愛対象は2次元の人だけ」と公言する。

 「オタクであることを公にしたかった」。春日が地下アイドルを目指した一番の理由がこれだ。歌うことや目立つことが好きでアイドルをめざしても、普通のアイドルでは持ち前のオタクぶりをなかなか発揮できない。だから、同じ趣味を持つ秋葉原のオタクたちをターゲットにしたという。相方の宵闇は「万人受けは最初から考えてない」と付け加える。

 地下アイドルをやっていて一番楽しいことは「ファンとの距離が近いこと」。手を伸ばせば届く距離にいるし、おしゃべりもできる。しかし、距離感を間違えるファンはいないのだろうか。「確かに頑張ればファンから恋人になることだってできるかも、という距離です。でもアキバに集まる人って純粋に応援したいと思うファンが多い。恋愛感情とは少し違うんです」。

一番の悩みはやはり名前が広がっていかないことだそうだ。プロダクションが付いている場合ならともかく、自前でプロデュースを行う人たちは、収入も少なく途中で挫折してしまう人たちも多い。秋葉原には地下アイドルはたくさんいるので、今後はライバルの少ない地方にも活動の場を広げていきたいという。

ファンの絶対数が圧倒的に少ない彼女たちにとって、固定ファンの存在は何より必要なのだ。

 そんな彼女たちの目標は「ずっと地下アイドルをやること。たくさんのひとに身近に感じてもらいたい」と口をそろえた。